ガンダムグシオン

厄祭戦末期に建造された72機のガンダム・フレーム採用型モビルスーツの一機。

厄祭戦終結後、航路としての使用が困難な高密度デブリ帯で発見され、その宙域を縄張りにする宇宙海賊達の手を転々してきた。

その後紆余曲折を経てブルワーズの手に渡り、同組織のモビルスーツ部隊を預かるクダル・カデルの専用機として運用される。

グシオンを入手したブルワーズはエイハブ・リアクターを二基搭載したツインリアクターシステムの高出力に目を付け、これを活かす為に機体を改修。その結果、グシオンはモビルスーツとしては規格外とも呼べる超重装甲が施された高出力・重装甲型の機体として完成した。

その為、フレームの露出も他のガンダム・フレーム採用機と比較して少なく、装甲強度はナノラミネートアーマーの存在も相まって対空機銃程度の砲撃では動じる事はない程の堅牢さを誇る。しかし、その結果として一般的なモビルスーツよりも重い超重量機となった(同じガンダム・フレームを採用した機体であるガンダム・バルバトスの本体重量は28.5t。対してグシオンは44.4tにも及ぶ)。

その機体重量故に機体の燃費は悪く、装甲の内部に大容量の推進剤タンクを搭載し推進剤消費のリスクを軽減しているが、それでも単独での飛行距離は短く長期戦や長距離移動には不向きという欠点を抱く。

機体の基礎となるガンダム・フレームは活動環境に左右されない汎用型として設計されているが、宇宙での海賊行為を生業としているブルワーズによって重力圏での運用を想定しない宇宙専用機としてカスタマイズされており、その体格もフレームとフレームの間に拡張パーツを取り付ける事で他のガンダム・フレーム搭載機とは一線を画する物となっている(その為ロールアウト当時の姿は不明)。

加えてパイロットであるクダルが阿頼耶識システムの施術を行っていない事もあり、コックピットは阿頼耶識非対応の物に換装されている。

ブルワーズが鉄華団とタービンズによって壊滅させられたのと時を同じくして、三日月・オーガスの手によってコックピットを破壊され、鹵獲された。

この際、昭弘・アルトランドの弟昌弘を葬った機体である事もあって一度は売却が決定されるが、この機体を弟との最も強い思い出(昌弘の死)の象徴とした昭弘本人の希望により、ガンダム・グシオンリベイクへと改修された上で彼の乗機となる。


武装

グシオンハンマー

総重量15tを超える超弩級の質量破壊兵器。

ハンマー本体にスラスターが備えられており、攻撃時の軌道制御やインパクト時の衝撃増大に用いられ、その一撃は機体よりも巨大なデブリを破砕するだけの威力を発揮する。

非使用時はバックパックにマウント可能。

サブマシンガン

地球圏外圏で広く流通しているモビルスーツ用90ミリ口径サブマシンガン。

軽量で扱いやすくコストパフォーマンスにも優れる為、ブルワーズではマン・ロディの標準装備としても採用している。

ストック部分は状況に応じて伸長し、非使用時にはリアスカートに懸架される。

頭部バルカン

頭部に備えられた固定兵装。

通常弾の他、信号弾の運用も可能であり、エイハブ・ウェーブ影響下で部隊に指示を送る際に使用される。

手榴弾

サイドスカート内に格納されている手投げ弾。マン・ロディとの共通装備。

手に持っての投擲以外にも、後方へ機雷のように散布して敵の追撃を撒くといった運用も可能。

バスターアンカー

胸部に四門装備された400ミリ口径火砲。

モビルスーツの搭載火器としては破格の威力と砲口径を誇り、対艦攻撃等にも用いられるが、射程距離は短く用途は接近戦に限定される。

また、砲撃時の高熱は砲口周辺のナノラミネートを剥離させ、防御力の低下にも繋がる事から多用は出来ない。

グシオンアックス

先端部に射出可能なハンマーを備えたロングアックス。

ハンマーとアックスはチェーンで接続されており、モーニングスターとしても使用出来る。

柄の長さやハンマーの存在と相まって、そのリーチは長い。

グシオンチョッパー

機体同士が接触する程の至近距離戦闘に於いて威力を発揮する鉈。

峰にスラスターを内蔵し、攻撃に合わせて噴射することで威力を増す事が可能。

非使用時にはリアスカートにマウントされる。

NT-DT

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